嵐山・竹林

 

 渡月橋から少し歩き、天龍寺から大河内山荘へ向かう途中散策道に、その見事な竹林があります。観光シーズンは風情が薄れますが、普段は静寂に包まれムード抜群です。柴垣の向うに無数の竹が風にざわめく音を聞きながら散策し時折人力車にすれ違うと、異次元に入ったよう不思議な感覚になります。

空に向かって青々とすくすく育つ竹の姿は、身も心もすっきりさせてくる、正に竹林浴です。



嵐山・新緑

 

 嵐山は年中観光シーズンですが、やはり春と秋はベストです。溢れるばかりのう新緑は、体も心もリフレッシュさせてくれます。



嵐山・紅葉

 

 名勝嵐山は、はるか平安京以前から「紅葉狩り」としての歴史があり、歌にも詠まれています。全山を包む紅葉は、色とりどりの糸で織りだした錦のようで、大堰川の川面に映えて一層に華やかです。

 



嵯峨野・土産物店




嵯峨野・旧家




嵯峨野・鳥居本.01

 

 嵯峨野の北端にあり、古くは「化野(あだしの)」と呼ばれ、京の人々の埋葬の地でした。現在の町並みは愛宕神社の門前町として発展したもので、化野念仏寺を境に、瓦屋根の町家風民家が並ぶ下地区と、茅葺きの農家が多い上地区と二つの風景が共存し、国の重要伝統的建造物保存地区として選定さています。



嵯峨野・鳥居本.02




嵯峨野・鳥居本.03




嵯峨野・鳥居本.04




嵯峨野・鳥居本.05




伏見・酒蔵

 

 伏見は清酒で有名で、酒造メーカーの酒蔵が絵になりなす。徳川時代には淀川水運の重要な港町・宿場町としても栄え、幕末の竜馬の活躍の場所、又、戊辰戦争の舞台になったことでも有名です。



伏見・寺田屋

 

 竜馬が定宿にしていた寺田屋です。柱には刀傷が残り、乱闘の跡などがありますが、明治時代に建て変わったという話もあり、よく判りません。



醍醐寺.01

 

 秀吉による「醍醐の花見」として有名で、宴幕にはやはり五七の桐が使われています。春には境内の全域に渉って、桜が百花繚乱と咲き乱れます。応仁の乱など戦乱で荒廃しましたが、五重塔のみは創建当時のまま現在に残り、姿形が美しく国宝に指定されています。



醍醐寺.02




東福寺・塔



東福寺・紅葉

 

 京都で一番の紅葉の名所はやはり東福寺です。

 通天橋からみる渓谷のモミジやカエデは、辺り一面を真っ赤に染めるスケールで「紅葉の海」のようです。

 紅葉スポットとして大人気なので、人であふれゆっくりと観賞できないのが残念です。



泉涌寺

 

 お寺は門から階段などで上がって行くのが普通ですが、この寺は大門から参道を下って行った正面に仏殿があります。皇室との縁もあるようで、後ろの山を背景にして建つ落ちつた大きな寺院です。



藤森神社・あじさい




宇治川

 

 源氏物語「宇治十帖」で有名な宇治川周辺は桜もきれいですが、山々の紅葉も見逃せません。朱の欄干、川面に映える紅葉とのコントラストもきれいです。



善峰寺・あじさい

 

 京都市街から少し離れた西側郊外にあるこの寺は、西国三十三所第20番札所です。

 桜や紅葉の名所になっていいますが、アジサイも山の斜面に無数に咲いていて、とてもきれいです。

 又、境内各所から京都市街、比叡山を一望でき、眺望の良いお寺です。



美山町.01

 

茅葺の里で有名な美山町の春です。 川に沿って残された民家の多くは、昔ながらの茅葺きで、自然景観と調和して、日本の農村の原風景とも言うべき風情を作っています。国の重要伝統的建造物保存地区として選定されています。



美山町.02

 

集落の入口にある昔ながらの赤い郵便ポストが、景色にアクセントを与えています。



丹後・伊根町.01

 

 丹後半島の北東部にある伊根町は舟屋の里として知られ、湾に沿って数多くの舟屋が張り付いています。ドラマ等でも登場するその家並みは独特で、どこからでも絵になる風景です。国の重要伝統的建造物保存地区にも選定されています。



丹後・伊根町.02